高齢者に多い「脊柱管狭窄症」とは、どんな病気なのでしょう?
「脊柱管狭窄症」(せきちゅうかんきょうさくしょう)
漢字がいっぱいで、こむずかしい感じですね。
脊柱管とは?
背骨の後ろ側に、
脳から伸びた神経(脊髄)が通る管があります。
この管が、脊柱管です。
腰のじん帯や椎間板などが変形すると、
この脊柱管を圧迫して狭くします。
その結果、腰痛や足の痺れを起こします。
このような一連の症状を「脊柱管狭窄症」といいます。
50代後半以降に多い腰痛となっています。
では「脊柱管狭窄症」になったら、
どういった症状が起きるのでしょう?
ちょっと歩くと、
太ももから足にかけて痛みや痺れが出てくる・・・
しばらく休むと、歩けるようになるが、
また歩き出すと痛み出してくる・・・
腰は丸めていたほうが楽で、
座ったり休んだりすると
また歩けるようになる・・・
そんな症状を「間欠性跛行」(かんけつせいはこう)と言います。
この「間欠性跛行」とMRIの画像診断で
脊柱管の狭さが確認できると、
「脊柱管狭窄症」という診断が下されるようです。
脊柱管狭窄症は加齢によるものも多く、
ある意味、生理的な現象です。
正しい姿勢作りの運動をしたり、
日常生活で血流を抑えてしまう習慣(喫煙など)を
やめることが大事になってきます。